OTAとはオンライン旅行代理店のこと!宿泊業を始めたいなら知っておこう!

OTAととは


このページでは、OTAの選び方について困っている皆さんに、ホテルや民泊で成功をするためのOTA(オンライン旅行代理店)の活用法をご紹介します。

OTAをうまく活用できれば、予約数が増えて売上アップにつながることも!……ですが間違った選び方をしてしまうと、逆効果かもしれません……。

この記事で分かること

・自分の施設に合うOTAの選び方のコツ

・ホテルや民泊で成功を収めるためのヒント

この記事を書いた人:エアホスト  デジタルマーケティング部

OTAとは?

OTAの説明

OTA(オンライン・トラベル・エージェンシー)とは、ウェブ上で宿泊施設の予約販売を行う旅行サイトのこと。

直接宿泊施設に問い合わせることなく、OTAを通して予約、決済できることで、世界中の宿を手軽に探せるように。

ゲストがウェブで情報を集め、予約するスタイルが一般的になったことで、OTAの役割が大きくなっています。

主要OTAの特徴

主要OTA

有名どころのOTAについて簡単にご紹介しましょう。

  • じゃらん

  • 楽天トラベル

  • 一休.co

  • るるぶトラベル

  • Airbnb

  • Booking.com

  • Expedia

まずは日本国内のOTAから見ていきましょう。

じゃらん 

じゃらんの特徴

じゃらんは、2022年の観光関連サイト閲覧者数ランキングで1位を獲得。約2800万人もの利用者を誇るOTAです。

これだけの集客力があれば、物件の露出度アップは高いと言えるのでは?

注目すべきは、約32,300件もの宿泊施設と契約していること。
競争は激しいですが、チャンスも大きいということですね!

また、じゃらんは雑誌との連携による地域密着型の情報発信が強み。地域特性を活かした民泊の魅力を、効果的にアピールできるでしょう!

ポイント還元率の高さも特徴で、リピーター獲得にも有利。幅広い年齢層に人気があるので、多様なゲストを呼び込めそうです。

物件の稼働率アップを目指すなら、じゃらんは検討する価値ありですよ。

2022年観光関連サイト推計閲覧者数ランキング|公益社団法人日本観光振興協会

参考元:2022年観光関連サイト推計閲覧者数ランキング|公益社団法人日本観光振興協会

楽天トラベル

楽天トラベル

集客力重視なら「楽天トラベル」がおすすめです。

じゃらんnetと並ぶ国内最大級のOTAで、幅広い年齢層に人気。

特に楽天ポイントユーザーの利用が多く、リーズナブルな価格帯から高級プランまで幅広く扱っているので、様々な客層にアプローチできます。

最大の魅力は楽天経済圏

楽天市場など他サービスとの連携で、ポイント目当ての予約が期待できますよ。豊富な割引クーポンやキャンペーンも強み。これらをうまく活用すれば、稼働率アップも夢じゃありません。

宿泊予約はもちろん、ダイナミックパッケージやレンタカー予約など、サービスも充実。多様なニーズに応えられる民泊なら、楽天トラベルでの展開は大きなチャンスになるでしょう。

集客力と多彩なプロモーション手段を求める方、ぜひ検討を!

一休.com

一休.com

高級路線をお考えなら「一休.com」は要チェックです。

富裕層やハイクラス層をターゲットにしており、ワンランク上の宿泊体験を求めるゲストが集まります。他のOTAより高価格帯ですが、その分、上質なサービスへの期待も高いんです。

独自の厳しい審査基準をクリアした施設のみを掲載しているため、掲載できれば、運営する民泊の格が上がったも同然。コンシェルジュサービスや特別プランなど、プレミアムな体験提供が求められますが、それだけ差別化もしやすいですよ。

ポイント還元率も高いので、リピーター獲得にも有利。高級志向の民泊を目指すなら、「一休.com」は強い味方になるかもしれません。

質の高いゲストを呼び込みたい方、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか?

るるぶトラベル

るるぶトラベル

安定感を求めるなら「るるぶトラベル」はいかがでしょうか。

JTB運営のOTAとして、幅広い年齢層に親しまれています。特にJTBのパッケージツアー利用者からの信頼が厚いんです。価格帯は幅広く、様々なニーズに対応できます。

最大の強みは、JTBグループの全国ネットワーク。豊富な情報量と安心感が魅力で、これらを求めるゲストが多いんです。海外旅行にも対応しているので、インバウンド需要も狙えるかも。

JTBグループならではの魅力的なキャンペーンも充実。これらをうまく活用すれば、予約数アップも期待できます。長期的な視点で民泊ビジネスを考えている方には、心強い味方になるでしょう。

信頼性と安定感を重視する方、ぜひ検討してみてください。

続いて海外のOTAについても触れてみますね。 

Airbnb

Airbnb

世界最大の民泊プラットフォーム「Airbnb」は、ぜひ活用していただきたい!

カリフォルニア発の民泊サービスは、現地の生活体験や個性的な宿を求める旅行者に絶大な人気◎

Airbnbの強みは、何と言ってもその知名度。民泊のパイオニアとして、多くの旅行者から支持を得ています。

多様な宿泊施設が揃っているため、皆さんが運営する民泊、宿の個性を存分に活かせるチャンスがありますよ。

また、掲載から集客開始までのスピードが速いのも魅力。すぐに予約を受け付けられるので、新規オーナーにもおすすめです。

ユニークな体験を提供したい、国際的な客層を狙いたいという方には、Airbnbは強い味方になるでしょう。

世界中の旅行者に皆さんの民泊をアピールする絶好のプラットフォームです。

Booking.com

Booking.com

世界最大級のOTA「Booking.com」にも注目してみましょう。

オランダ発のこのサービス、世界中の旅行者をターゲットにしています。手数料は平均15%前後ですが、地域や条件により異なります。

Booking.comの最大の強みは、その規模。膨大な掲載施設数を誇り、世界中の旅行者が利用しています。43ヶ国語に対応しているから、インバウンド需要にもバッチリですね。

また、航空券やアクティビティとの組み合わせ予約も可能。旅行者の多様なニーズに応えられるため、予約獲得のチャンスが広がります。

宿泊施設だけでなく、総合的な旅行サービスを提供したい方には、Booking.com=強力な武器になりますよ。世界中の旅行者に向けて、皆さんの民泊をアピールする絶好のプラットフォームです。

Expedia

Expedia

総合旅行サービスの巨人「Expedia」についてもご紹介!

アメリカ発のこのOTA、Booking.comと並ぶ世界最大級のプラットフォームです。航空券と宿泊のセット予約を好む旅行者に人気があります。手数料は15%以上で、条件により変動します。

Expediaの強みは、その総合力。航空券、宿泊、レンタカー、ツアー、クルーズまで、旅行に関するあらゆるサービスを提供しています。

特に、航空券とのセット予約での割引は旅行者に大人気です。

また、JALやANAとの提携もあり、マイルを貯めている日本人旅行者の利用も多いそう。さらに、旅行情報サイトとしての機能も充実しています。旅行者の情報収集段階からアプローチできるのが魅力です。

総合的な旅行サービスの中で民泊を提供したい方、Expediaは強い味方になるでしょう。多様な旅行者ニーズに応える、幅広いプラットフォームです。

その他のOTA

このほかにも、Trip.com(中国最大級)、Travelocoなど国や地域に特化したOTAがあります。

幅広い層のゲストに効果的にアプローチできますので、複数のOTAに掲載するのが賢明な選択といえます。

他OTAについては、以下の記事が参考になりますよ。

OTAを上手に活用するための4つのポイント

OTAを上手に活用するための4つのポイント

OTAを活用するポイントとして以下の4つをシェアします。

  • OTAを賢く選んで”分ける”

  • OTAに”載せる”を意識する

  • 口コミ対策

  • エアホストの活用

詳しくみていきましょう!

ポイント1:賢くOTAを選び分ける

ポイント1:賢くOTAを選び分ける

OTAへの登録は販路拡大の絶好のチャンス!…ですが、登録数が多すぎると管理の手間や費用がかさみ、効率が落ちてしまいます。

大切なのは、自社に最適なOTAを賢く選び分けること!

理想的には2〜5社ほどのOTAに掲載することをおすすめします。幅広い顧客層にアプローチしつつ、管理の手間を適度に抑えられますよ。

その上でまず必ず押さえるべき2大OTAはこちら▼

AirbnbとBooking.comは、民泊物件において集客力が圧倒的
売上の大部分を占めることが多いため、まずはこの2つへの登録を最優先に考えましょう。

加えて、他OTAから自社の施設タイプやターゲット層に合わせて1〜3つ程度選びます。

例えば…



といったイメージです。

賢くOTAを活用すれば販路が広がり業績アップも期待できますが、焦らず戦略的に施設に合ったOTAを選び分けることが成功の鍵となります。

ポイント2:OTAに”載せる”を意識する

OTAに物件を掲載する際は、ゲストの目を引き、予約につながるような工夫が必要です。以下を意識するといいですよ。

  • 写真はプロの力を借りる

  • わかりやすい説明文

  • 設備を充実させる

詳しく見ていきましょう。

写真の重要性:プロの力を借りる

写真は、OTAでの掲載において最も重要な要素の一つ。特に、スタートダッシュを決める上で、高品質な写真は欠かせません。

なので、可能な限りプロのカメラマンに撮影を依頼することをおすすめします。

プロが撮影した写真は、アマチュア撮影とは明らかに異なる印象を与え、物件の魅力を最大限に引き出せますよ。

プロの写真撮影にかかる費用は、長期的に見れば十分に元が取れる投資です。予約率の向上や高単価での予約獲得につながる可能性が高くなります。

わかりやすい説明文

写真と合わせて、明確で魅力的な説明文も重要です。

  • 設備やアメニティの詳細

  • アクセス情報

  • 周辺施設や観光スポットの紹介

  • ユニークな特徴や体験の強調

これらの情報を簡潔かつ魅力的に伝えることで、ゲストの安心感と興味を高められます。

充実した設備とサービス

ゲストが期待する設備やサービスを整えておくことも重要です。

  • 高速Wi-Fi

  • 清潔なアメニティグッズ

  • 快適な寝具

  • 十分な収納スペース

価格に見合った、あるいはそれ以上の価値を提供することで、予約のキャンセルを防ぎ、高評価につながります。

プロの写真、魅力的な説明文、充実した設備。これらの要素を組み合わせることで、OTAでの掲載効果を最大限に高めることができます。

初期投資にはなりますが、長期的な成功につながる重要なステップだと考えましょう。

ポイント3:口コミ対策に注力

OTAでは宿泊施設の評価が大前提となります。

礼儀正しい態度で丁寧な接客をし、良い口コミを集めることが重要です。不満の声にも迅速に対応する姿勢が求められます。

また、無人の民泊では、チェックイン方法の分かりやすさも口コミに大きく影響することも。

口コミやレビューにはなるべく迅速に対応しましょう!

ポイント4:一元管理ツール「エアホスト」の活用

エアホスト説明

OTAの運用で煩雑になりがちな作業を自動化・効率化してくれるのが、一元管理ツール「エアホスト」です。
サイトコントローラと PMS が1つになったオールインワンシステムである「エアホスト」を活用することで、複数のOTAを同時に効率的に運用でき、重複予約のリスクも抑えられます。


エアホストの主な機能:

  1. 通常のサイトコントローラ機能

    • 在庫の一元管理

    • 料金の一元管理

    • 予約の一元管理

  2. 全OTAをサポートするメッセージ機能

    • ゲストとのコミュニケーションを一箇所で管理

  3. ダイナミックプライシング

    • 需要に応じて自動的に価格を最適化

  4. 決済連携

    • 支払いプロセスの簡素化と自動化

  5. 清掃管理

    • 清掃スケジュールの自動作成と管理

  6. スマートチェックイン/アウトシステム

    • ゲストの到着プロセスを効率化


プロモーションの配信や空室状況の更新なども、エアホストを通じてスムーズに行えますよ。

エアホストを使えば、複数のOTAを効率的に運用しながら、業務の簡素化と収益の最大化を同時に実現できます。

OTAと直接予約(ブッキングエンジン)のバランス 

OTAと直接予約(ブッキングエンジン)のバランス 

宿泊オーナーにとって、OTAの活用は今や不可欠な戦略。しかし、同時にブッキングエンジンの仕組みも整えることで、より効率的な運営が可能になります。

  • 手数料の考え方

  • 直接予約(ブッキングエンジン)の活用

についてお伝えしていきます。

OTA手数料の考え方

OTAは民泊オーナーにとって強力な集客ツールです。自社で同等の集客を行うのは非常に困難で、多くのオーナーがOTA手数料を必要経費として捉えています。

確かに、売上に応じて手数料も増加しますが、これは基本的に喜ばしいことです。予約が増えれば売上も上がり、ビジネスの成長につながるからです。

ブッキングエンジンの活用

とはいえ、すべての予約をOTA経由にする必要はありません。ブッキングエンジンを活用し、一部の予約を直接受け付けることで、手数料の節約も可能です。

例えば、リピーターのお客様に直接予約を案内したり、自社サイトでの予約を促進したりすることで、OTAと直接予約のバランスを取ることができます。

その点、エアホストではご希望であれば、ブッキングエンジンをご利用いただけます。面倒なサーバー取得やドメイン取得、サイト構築の手間を省き、すぐにご自身のサイトがご利用いただけますよ。

参考ページ:エアホストのブッキングエンジン

まとめ

特に小規模な宿泊施設にとっては、OTAがほぼ唯一の効果的な集客チャネルと言えるのでは?

重要なのは、どのOTAに、どのように掲載するかを戦略的に決めること。

2〜5社程度のOTAを選び、それぞれの特性を活かした掲載を行うことをおすすめします。

一方で、複数のOTAを利用する際の運用の煩雑さは避けられません。そこで大切なのは、自分の施設にピッタリ合ったOTAを賢く選び分けること。

ターゲット層に合わせて的を絞り、ホームページやブッキングエンジンとの役割分担を決めましょう。異なる特性のOTAを組み合わせれば、リスクも分散できます。

焦らずに、でも戦略的に、OTAの可能性を最大限に活かしていってくださいね。

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